■カゴメ、ブロッコリースプラウトエキスに花粉症を抑制する効果があることを動物試験で確認 ― 2010年04月17日
カゴメ、ブロッコリースプラウトエキスに花粉症を抑制する効果があることを動物試験で確認
カゴメ 総合研究所は、東京理科大学薬学部薬学科 谷中昭典教授との共同研究で、ブロッコリースプラウトエキスに花粉症を抑制する効果があることを動物試験で確認したとする研究内容を、日本薬学会第130年会(3月28日~30日、岡山)で発表した。ブロッコリースプラウト(以下、BS)には、スルフォラファンとよばれる成分が多く含まれており、このスルフォラファンが花粉症の指標のひとつである IgE(イムノグロブリンE)と呼ばれる抗体の産生を抑制することを、2006年にJunxiangらが細胞を用いた試験で報告したことから、スルフォラファンを多く含むブロッコリースプラウトエキスの摂取が花粉症を抑制できるのではないかとの考えに基づき、本研究を実施したもの。
BSエキスの摂取が花粉症に有効であるかを明らかにすることを目的とし、花粉症モデルマウスを用いて研究を行い、マウスにスギ花粉の抽出物を投与することで炎症を誘導した。その間BSエキスを混ぜた飼料を摂取させ、BSエキスがスギ花粉の抽出物によって誘導された炎症に与える影響を調べた。花粉症の指標として、マウスの腹腔の洗浄液を採取し、その中の好酸球やIgEを測定した。
その結果、BSエキスを摂取することでスギ花粉抽出物の投与によって誘導される好酸球やIgEが抑制されることが、明らかになり、花粉症を抑制する効果を持つことが示唆されたというもの。
▼【資料】 学会発表の要旨(PDF)
▼カゴメ>ニュースリリース>ブロッコリースプラウトエキスに花粉症を抑制する効果が期待 -カゴメ、東京理科大学との共同研究(2010/4/2)
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