■赤ワインの健康効果の機序が明らかに ― 2009年08月09日
赤ワインの健康効果の機序が明らかに
オーストラリア、クイーンズランド大学生物医科学部准教授のLindsay Brown氏らが、医学誌「Alcoholism: Clinical & Experimental Research(アルコール中毒症:臨床と実験研究)」オンライン版に6月10日に発表した研究によれば、ワインに含まれる成分の1つ、レスベラトロール(resveratrol)と呼ばれるポリフェノールの体内での作用機序について、癌予防、心臓や脳の損傷からの保護、炎症などの加齢による疾患の軽減、糖尿病および肥満の解消、等々が明らかになったという。Brown氏によると、レスベラトロールが効果を発揮する機序として以下のことが考えられるという:
同大学のStephen Taylor氏によれば、赤ワインを、直ぐに飲み込まず、ゆっくりと口腔内の粘膜を通して吸収させると、血中濃度が100倍になることがあると述べている。
- * 高用量のレスベラトロールは、プログラムされた細胞死(アポトーシス)を増進することにより癌を予防する。
- * 低用量では、細胞保護を増進し、細胞の損傷を減らすことによって心臓の健康状態を改善する。
- * 活性酸素を体内から除去するのを助け、細胞への血液供給を向上させる。
▼原文: Health Secrets of Red Wine Uncovered But for maximum benefits, sip don't gulp, research shows
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