●湘南の海に遊ぶ恋人 ― 2008年12月27日
■ビタミンC 適量摂取で老化を防止 ― 2008年12月27日

毎日新聞 ライフスタイル > 健康 > アーカイブ 2008/12/20
ビタミンCと老化防止の関係について■マウス実験では、ビタミンC不足は壊血病に似た症状となり、生存率で4倍差が出た
石神昭人・東邦大学薬学部准教授が17年前に見つけた「SMP30」というたんぱく質は、ビタミンCの合成に必要な酵素。マウスを使った実験で、SMP30を作る遺伝子を破壊したマウス(遺伝子破壊マウス)の飼育・観察の結果、外見的に野生マウスと大差はないように見えるが、細胞的にはミトコンドリアの形態異常など細胞レベルでは障害が起きていることが分かったという。
■人間の場合は、食物からビタミンCを100mg/日を取る必要あり
もともと人はビタミンCを合成できない。野菜や果物を毎日食べている人はビタミンC不足になることはないが、即席食品に頼るような偏った食生活の人や高齢者はビタミンC不足になり易い。
血液中のビタミンCの濃度は加齢とともに減る。入院中の患者や糖尿病の患者などでも、ビタミンCの不足が生じやすい。といっても、ビタミンCを沢山取ればよいというものではなく、多く取っても尿として排せつされるだけで、老化を促す活性酸素が増える危険性もある。適量の摂取が健康のもと。
■メラニンを抑制し、しみ・そばかす、乾燥肌にもプラス
一方、抗酸化作用のあるビタミンCは、しみやそばかすになるメラニンの生成を抑制し肌の老化防止にも役立つ。また皮膚の弾力性を保つコラーゲンの生成をも促す。
■アセロラで効率的にビタミンCを摂取
ビタミンCの摂取の基本は、果物や野菜を食べることだが、効率的に取るには果物のアセロラが良いようだ。
アセロラはレモンの果汁やイチゴに比べ、同じ量で30倍近いビタミンCを含む。同時に抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富にある。アセロラに含まれるビタミンCは、合成ビタミンCに比べて、脳や皮膚など体内に吸収される率も高いといわれる。ビタミンCは空腹時よりも、食後に取った方が吸収量が高い。
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