■米がん患者2%が「CT原因」 ― 2008年02月05日
米がん患者2%が「CT原因」
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080127-OYT8T00214.htm
YOMIURI ONLINE > 医療と介護 > ニュース 2008/01/27
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米コロンビア大の研究チームが米医学誌に発表したところによれば、コンピューター断層撮影法(CT)検査の急増に伴い、検査で放射線を浴びることが原因で癌になる人は、米国で将来、癌全体の2%に高まると試算。研究チームによると、1回のCT検査で2~3回放射線を浴び、その放射線量は30~90ミリ・シーベルトに達し、胸部X線撮影の最大9000倍に上る。 米国民がCT検査で放射線を浴びる回数は、1980年の300万回から2006年の6200万回へと大幅に増えたことより、91~96年にはCT検査による被ばくが、米国のがん発症者の原因の0.4%にとどまっていたが、将来は1.5~2.0%に高まるという。
日本の場合、CTの設置台数が多く、国民が受ける検査回数が、調査対象の15か国の平均に比べ1.8倍と多いために、癌にかかる人の3.2%は、放射線診断による被ばくが原因と推定されるとの報告が、英国オックスフォード大グループの国際調査で2004年に纏まっている。
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