■食道がん男性患者の3割、アルコール依存症の疑い ― 2012年10月03日
食道がん男性患者の3割、アルコール依存症の疑い
京都大や国立病院機構久里浜医療センターなどのグループが、9月19日、札幌市で始まった日本癌学会で発表したところによれば、食道がんになった男性の約3割にアルコール依存症の疑いがあるという。飲酒が食道がんになり易くするとの報告はあるが、食道がん患者にアルコール依存が多いことを示したのは初めてという。
2005~10年、全国16施設で早期の食道がんがわかり、内視鏡でがんを切除した279人の男性について、飲酒する頻度や飲み始めてやめられなかった頻度などを聞く世界保健機関のテストを実施した結果、29%はアルコール依存症の疑いがあるとの結果が出た。16%は依存症ではないが健康を害する危険な飲酒に分類された。
アルコール依存になると食事バランスが崩れ、体をこわすまで飲酒を続けてしまう。また食道癌は切除しても、別の場所に癌ができ易く、再発を防ぐには飲酒を控えるのが望ましい。
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