■ラクトフェリンが内臓脂肪細胞の分解促進に関与 ― 2010年04月04日
ラクトフェリンが内臓脂肪細胞の分解促進に関与
ライオンが京都府立医科大学など共同研究で確認
生チーズ等の乳製品や母乳に含まれる多機能たんばく質の「ラクトフェリン」がヒト試験などで内臓脂肪内臓を減少させることを既に発表しているライオンが、都府立医科大学などの研究グループとの共同研究で、ラットを使った実験で内臓脂肪細胞の脂肪分解促進効果があることを明らかにした。ラットを使った実験で、生体内の反応をDNAレベルで解析するニュートリゲノミクス技術などを活用し、ラットの腸管膜から採取した成熟脂肪細胞を使って分析したところ、ラクトフェリンの添加量が多くなる程、脂肪が分解された後に生成されるグリセロールも増加することを、世界で初めて確認したという。
更に、脂肪分解関連遺伝子を解析したところ、脂肪分解を促進する酵素、リパーゼの働きを阻害するたんぱく、ペリリピンの遺伝子発現を、ラクトフェリンが低下させている可能性も示唆されているという。ラクトフェリンを使った同社の商品に、「ラクトフェリン」(90粒、6150円)のほか、植物由来のラブレ菌を配合した「ラクトフェリン+ラブレ」(90粒、6800円)がある。
今回の研究は、日本農芸化学会2010年度大会(3月27日~30日)、第64回日本栄養・食糧学会大会(5月21日~23日)で報告予定という。
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