■イチョウ葉エキスに認知症の予防効果なし ― 2008年12月14日
イチョウ葉エキスに認知症の予防効果なし
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/200812/508761.html
Nikkei Medical Online HOT NEWS 2008/12/08
Nikkei Medical Online HOT NEWS 2008/12/08
約3000人の高齢者を対象にした無作為化試験の結果イチョウ(Ginkgo biloba)の葉の抽出物は、生薬として、記憶と認知能力に対する作用を期待する人々に広く使用されているが、米Pittsburgh大学のSteven T. DeKosky氏らが行った大規模調査(1545人(平均年齢79.1歳)、追跡期間の中央値は6.1年)の結果をJAMA誌2008年11月19日号に報告したところによれば、イチョウ葉抽出物240mg/日の服用しても、認知症またはアルツハイマー病罹患に有意な影響を与えないという。
イチョウ葉抽出物の認知症予防における有効性と安全性を評価した臨床試験はこれまでにも行われてきたが、いずれも適切なパワーを持っていなかった。また、認知症一次予防を目的として米国で承認されたイチョウ葉由来医薬品は、まだ無い。
使用したイチョウ葉製品は、米国で一般に使用されている独 Schwabe Pharmaceuticals社の「EGb 761」で、用量は、過去に行われた臨床試験でも用いられており、一般に使用されている中では最も高用量となる240mg/日とした。
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