■ビタミンD、免疫に重要な役割 ― 2011年11月30日
ビタミンD、免疫に重要な役割
http://health.nikkei.co.jp/hsn/article.aspx?id=MMHEb1000025102011&list=1
NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/10/25
NikkeiNet いきいき健康 海外ニュース 2011/10/25
UCLA David Geffen医学部整形外科教授のJohn Adams氏やMario Fabri博士らが、医学誌「Science Translational Medicine」オンライン版に10月12日に発表したところによれば、結核(TB)などの感染症と闘う身体の能力において、ビタミンDはヒトの免疫反応と関係しており、癌や自己免疫疾患の防御にも有用であるという。
研究の結果、身体が感染と闘う能力に重要な白血球またはT細胞は、ビタミンDレベル(濃度)が十分でなければ適切に機能しないことが判明。一方、ビタミンDが欠乏していなければ、TB菌は85%減少した。ビタミンDは、先天性免疫系(自然免疫)と後天性免疫系(獲得免疫)の両方を支持する上で重要な役割を果たすことが示された。この知見は、補充によるビタミンDレベルの上昇が結核など感染症に対する免疫反応を改善することを示唆しているという。
T細胞はインターフェロンを放出し、それが感染した細胞(マクロファージ)を活性化させTBを死滅させるカテリシジンcathelicidinなどの蛋白を産生し、この蛋白が確実に細胞内の細菌が生息する部位に直接的に送られるように作用することが判明した。
▼原文:Research Sheds Light on Vitamin D's Role in Immunity
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