■高齢者の余命、速く歩く人ほど長い 米研究 ― 2011年01月08日
高齢者の余命、速く歩く人ほど長い 米研究
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2781857/6642668
AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/01/08
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米ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)のチームが、1986~2000年の間に発表された9つの研究を分析した結果、65歳を超えた高齢者の予測生存率は、歩行速度と強い相関関係があり、高齢者では歩く速度が速いほうが余命が長かったという研究結果を、1月5日の米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)に発表した。対象者34,485人の平均歩行速度は毎秒0.92mだったが、6~21年間の生存率を分析した結果、歩行速度の速い人のほうがその後の余命が長かったという。
毎秒1m以上の速さで歩く人は、その人と同じ年齢層、性別ごとに予測される場合よりも長生きしていた。この高齢者層グループの中では、全ての年齢グループで歩行速度と余命の長さに相関関係があったという。特に75歳以上では顕著なことが確認された。歩行にはエネルギー・動きの制御・支持などが必要で、また心臓や肺・循環器・神経・筋骨格系といった多くの臓器系にそれが求められるため、歩行速度の低下はこれら臓器系の障害を反映していると推測される。
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