◎コキア色ずく「みはらしの丘」 ― 2010年01月03日
■Wiiでメタボや要介護予防、毎日30分遊べば米GL推奨レベルに ― 2010年01月03日
Nikkei Medical Online HOT NEWS 2009/11/30
国立健康栄養研が報告、AHAも注目研究として紹介国立健康栄養研究所の宮地元彦氏らが11月16日、フロリダ州オーランドで開催された米国心臓協会・年次学術集会(AHA2009)で発表したところによれば、任天堂のゲーム機Wii用のゲームソフト「WiiSports」と「WiiFit plus」等を、毎日30分楽しめば、健康維持に必要な運動量を確保できるという。
被験者の、25歳~44歳の慢性疾患などを有しない12人(男性7人、女性5人、平均34歳)には、WiiFit plusのバランス運動(16種目)と筋力トレーニング(15種目)、WiiFit plusのヨガ(18種目)と有酸素運動(14種目)、WiiSportsの全種目(ゴルフ、スキー、テニス、ボクシング、ボーリング)を3日間に分けてプレイしてもらい、坐位安静時と個々の種目のエネルギー消費量を計測した。各種目は8分間以上継続してプレイし、次の種目との間には適切な休息を取る試験方法とした。
その結果、Wiifit plusのヨガ種目の平均エネルギー消費量が2.1±0.6METs、バランス運動種目が2.0±0.6METs、筋トレ種目が3.2±1.2METs、有酸素運動種目が3.4±0.9METs、WiiSports各種目の平均が3.0±0.9METsだった。ヨガとバランス運動は、他の筋トレ、有酸素運動、WiiSportsの各種目に比べ、有意にエネルギー消費量が低かった。最も強度が高かったのは、筋トレ種目の「シングルアームスタンド」で5.6METs、最も低かったのはバランス運動種目の「ロータスフォーカス(瞑想)」で1.3METsだった。
米国のAHAと米国スポーツ医学会(ACSM:American College of Sports Meditine)のガイドラインでは、運動を軽度(3METs未満)、中等度(3METs~6METs以下)、強度(6METs超)に分け、成人には中等度の運動を1日30分、週5日実施することを推奨しており、今回計測した全68種目のうち46種目(67%)は3METs未満で、22種目(33%)は 3METs~6METs未満であり、適切な種目を選べば、ジョギングなどと同程度の運動ができる計算になるという。
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