・医師との見解の不一致が癌患者の死亡リスクを高める ― 2007年06月24日
医師との見解の不一致が癌患者の死亡リスクを高める
進行癌の患者が自身の身体状態や栄養状態について担当医と異なる見解をもっている場合、死亡リスクが高くなることが米オレゴン健康科学大学癌研究所のIan Schnadig博士らによる研究が、シカゴで開催された米国癌治療学会(ASCO)年次集会で報告された。今回の研究は、進行大腸(結腸)直腸癌および肺癌患者1,636人の協力を得て、7年間の追跡を実施したもので、医師および患者がそれぞれ、2種類のPS評価と1種類の栄養状態評価を行った結果、それぞれ56.6%、67.1%、58%と、いずれも半数以上の患者が医師と異なる評価をしており、患者のPS(performance status; 患者の全身的な健康状態や日常の動作を行う能力を示す指標)の評価が医師と一致しない場合、死亡リスクが11%増大し、栄養状態の評価が一致しない場合は 38%増大することが判明したという。
▼原文
:Disagreement With Doctor on Health Hurts Cancer Patients
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