・死ぬ危険、喫煙で激増 男性1.6倍、女性1.9倍に ― 2007年06月12日
生活習慣と健康:
死ぬ危険、喫煙で激増 男性1.6倍、女性1.9倍に--厚労省調査
死ぬ危険、喫煙で激増 男性1.6倍、女性1.9倍に--厚労省調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2007/06/20070601ddm013100171000c.html
毎日新聞・ 暮らし ・ 健康 2007/06/01
毎日新聞・ 暮らし ・ 健康 2007/06/01
厚生労働省研究班(班長・津金昌一郎・国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長)が生活習慣と健康について90年より10万人規模の調査結果を発表した。
今回の調査結果は、主に岩手県から沖縄県までの10都府県の40~69歳の男女計約11万人に対し、喫煙や飲酒、食事内容などさまざまな生活習慣をアンケートした後で十数年間追跡し、死亡や病気との関係を調べたもの。■喫煙、飲酒の影響:
・喫煙者は、吸わない人に比べ、死亡する危険が男性で1.6倍、女性で1.9倍高くなる。
■体形の影響:
・海外には、喫煙者は、寿命が10年短いとの研究結果があるという。
・喫煙者は、がん、心臓病、脳卒中にかかる危険がいずれも高く、糖尿病の危険も増す。
・試算によると、非喫煙者の40歳の男性が75歳までにがんになる率は20%だが、喫煙者は32%となる。これに大量の飲酒が重なれば、更に増加する。・飲酒について、男性の場合、3合/日以上だと死亡の危険が増すが、1合/日未満なら、飲まない人より死ぬ危険は36%減るとの調査結果も出ている。
・女性も飲酒で死亡率が上がる可能性があるが、明確な結果は出ていないという。
・太っても、やせても危険が増す。
■食べ物の影響:
・男性の場合、BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=30以上と19未満の人は、23~24.9の人に比べ死亡の危険が2倍。
・太れば高血圧や糖尿病にかかりやすく、やせると免疫力が落ち、感染症などに弱くなる。
・中年期は20歳代より太るのが一般的で、男性は23~27程度を保てばよい。女性では、19~25で死亡が最も少ない。
・塩分や野菜、果物の摂取量が、胃がんの発生に影響する。
・野菜については、
▽ほうれん草などの緑色野菜
▽かぼちゃ、ニンジンなどの黄色野菜
▽キャベツやトマトなど緑黄色以外の野菜--に分けて調べた結果、
どの種類でも週1日以上食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、胃がんになる危険が2~5割低かった。
・果物も週1日以上食べると胃がんの危険が下がる。
・魚を多く食べる人は、男女共に心筋梗塞などの心臓病にかかる危険減
・「大豆イソフラボン」を豆腐や納豆、みそ汁などから多くとる女性は、少ない女性より乳がんにかかる危険が54%減。
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