・ビフィズス菌 インフルエンザ予防に効く!? ― 2006年01月04日
Yomiuri-Online・・ 医療と介護・ 医療ニュース 2006/01/04
森永乳業栄養科学研究所(神奈川県座間市)によれば、茨城県内の介護老人保健施設に入所している高齢者27人(平均年齢86歳)を対象に、2004年11月からインフルエンザ流行のピークが過ぎる2005年3月末まで、ビフィズス菌の一種「BB536」を1000億個含む粉末(2g)を飲み続けたグループ(13人)と1ヶ月半で飲むのを止めたグループを比較した。 飲み続けたグループでは白血球の殺菌機能が高まる傾向が見られ、インフルエンザ発症者がいなかったが、1ヶ月半で飲むのを止めたグループでは5/14人が発症したという報告を、今年3月に開かれる日本農芸化学会大会で発表するという。
・勃起不全は心血管疾患発症の警告サイン ― 2006年01月06日
米テキサス大学健康科学センター(サンアントニオ)のIan M. Thompson博士らは、前立腺癌(がん)予防に関する臨床試験に参加した男性9000例以上の、1994~2003年にかけて、3カ月毎に勃起不全および心血管疾患に関する評価結果を米医学誌「JAMA」12月21日号に発表したところによれば、勃起不全が心臓発作(心筋梗塞)や脳卒中、その他の心血管疾患の発症を警告する主要な徴候であるという。
健康濃縮飲料 120コッカス</A> ― 2006年01月07日
アルファ製薬㈱
≪筆者コメント≫
読者の方からのお便りで知りえた「コッカス菌」という乳酸菌情報をご紹介いたします。
- 商品名: 「120コッカス」 (分類:清涼飲料水)
- 開発会社: ㈱アドバンス http://www.advance.co.jp
- 販売: アルファ製薬㈱ http://www.alpha-seiyaku.com
- 推奨本: 末期ガンからも続々生還-まず70人の証言と感謝「“ガンに克つ!”脅威の腸内細菌パワー」
史輝出版刊 (北陸大学名誉教授 薬学博士 越浦良三先生 監修)
・魚食は脳にいい-高齢者の記憶力が保たれる ― 2006年01月10日
・ベータカロチン、ビタミンCとE、亜鉛を食事でたっぷりとれば加齢黄斑変性リスクが35%減少する ― 2006年01月10日
Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年12月27日号に報告された、オランダErasmus Medical CentreのRedmer van Leeuwen氏らの研究報告によれば、オランダの55歳以上の男女で、両眼とも加齢黄斑変性(AMD)ではないが発症リスクを有する5836人を対象に、1990~1993年に食物摂取頻度の調査を実施し、2004年まで追跡した結果、日常の食事から抗酸化作用のある4つの栄養素を平均より多めに摂取すれば、AMDリスクが35%減少することを示した。加齢黄斑変性(AMD)は、病態生理学的な解明は進んでいないが加齢が関係する他の病気と同様、発症にも酸化ストレスが関わると考えられており、先進国における中途失明の最大の原因となっている。
既にサプリメントでベータカロチン、ビタミンCとE、亜鉛を投与すると、長期のAMDの進行が抑制されることを示す結果が、無作為割付比較対照試験AREDSで得られていたが、今回の研究は、通常の食事におけるこれらの物質の定期的な摂取が、AMD発症リスクにどう影響するかどうかを調べたもの。
・がんを呼気で嗅ぎ分ける“がん探知犬”、驚異的な高精度示す米研究が論文化 ― 2006年01月10日
米Pine Street FoundationのMichael McCulloch氏らは、人の10万倍以上といわれる犬の嗅覚をがんの診断に利用した研究報告を、年4回発行のIntegrative Cancer Therapies誌2006年3月号に掲載したところによれば、普通の飼い犬に、肺がんと乳がんの患者の呼気を健常人の呼気と区別する訓練を行い、最終的に、肺がんについては感度、特異性とも99%、乳がんは感度88%、特異性98%を達成したという。この研究は、嗅覚という生物学的システムを用いた評価で高精度が得られる可能性を示唆したと同時に、呼気に含まれる成分のどれが、診断において最も重要であるかを調べる研究の必要性を示したといえる。
▼本論文の原題:「Diagnostic Accuracy of Canine Scent Detection in Early- and Late-Stage Lung and Breast Cancers」
・カゴメが植物由来の乳酸菌を配合した「植物性乳酸菌ラブレ」シリーズを発売 ― 2006年01月10日
カゴメが、植物由来の乳酸菌「ラブレ菌」を配合した乳酸菌飲料を2月14日から発売。
「ラブレ菌」は京都の漬け物「すぐき漬」から発見された植物性の乳酸菌で、乳酸桿菌に属し、正式名称を「ラクトバチルス ブレビス サブスピーシス コアギュランス」という。NK活性やインターフェロンの産生能を高め、免疫力をアップすることが報告されている。動物性の乳酸菌に比べて、胃液や腸液に耐性が高く、菌が腸内で生き抜く力が強いという。▼カゴメ > ニュースリリース(2006.01.05) > カゴメから、「植物性乳酸菌 ラブレ」 新発売
・【インフルエンザ】遺伝子変え 人から人へ ― 2006年01月10日
Yomiuri-Online・・ 医療と介護・ 医療ニュース 2006/01/10
東南アジアから西アジアのトルコにまで死者が拡大した鳥インフルエンザは、遺伝子の一部が変異すれば、人から人への感染力を獲得し、大流行する新型インフルエンザに変身する可能性がある。インフルエンザのウイルスは北極圏付近のツンドラ地帯に常在し、ここで営巣する渡りカモ類によって世界各地に搬送され、さまざまな種に感染させているもので、変異の時期予測不可能。
新型ウイルスが出現すると感染の一挙拡大が起きるが、患者増と共にウイルスに抗体を持つ人も増え、ワクチン製造も拍車がかかるので、脅威は急速に下がる。問題は、上陸後の数か月間 & 新型ウイルス流行の際のワクチンも問題となる。
■健康被害予防、電磁波対策でWHOが初の国際基準案 ― 2006年01月12日
Yomiuri-Online・・ 医療と介護・ 医療ニュース 2006/01/12
世界保健機関(WHO)は、電磁波対策の必要性や具体策を明記した電磁波に関する初の本格的国際基準「環境保健基準」の原案をまとめた。
日本政府は電磁波について「健康被害との因果関係が認められない」としているが、世界保健機関(WHO)が明確に打ち出した「疑わしきは回避せよ」という「予防原則」のメッセージを受け関係各省で対応を協議することになる。
「環境保健基準」の原案は、電磁波による健康被害の有無は現時点では断言できないが、発がん性について「(30cm離れたTVから受ける最大電磁波の1/5程度に当たる)0.3~0.4μT(マイクロ・テスラ)以上の電磁波に常時さらされ続ける環境にいると、小児白血病の発症率が2倍になる」とする米国や日本などの調査結果を引用し、科学的証明を待たずに被害防止策を進める「予防原則」の考え方に立って、対策先行への転換を促すもの。具体的な数値基準は、「国際非電離放射線防護委員会」(本部・独)が1998年に策定した指針(制限値=周波数50Hzで100μT以下、同60Hzで83μT以下)を「採用すべき」としている。
93年の通産省の報告書による家電製品から出る超低周波の電磁波は、ドライヤー2.5~53μT、テレビ0.1~2μT、送電線の下は20μT程度。
【やさしい介護学】年老いた親 呼び寄せるなら ― 2006年01月15日
Yomiuri-Online・・ 医療と介護・ 医療ニュース 2006/01/15
老いた親が夫婦二人での生活や一人暮らしが難しくなった時、子供のもとへ呼び寄せる時の注意点についての記事。親にとっては、住み慣れた土地や友人と離れることになり、かえって元気をなくしてしまう場合もあるので、
- 頻繁に「行き来」から
- 新しい土地への順応能力が高いのも元気なうちなので、早い段階で呼び寄せるのも一つの方法
- 方言で会話 元気も復活
- 特に親が認知症の場合、接し方などを学んでおくことが必要
- “スープ冷めない距離”で気楽に
- 訪ねて行けない時には、電話だけでも
- 町内会の行事に出たり、老人クラブに入ってみたりするのもいい
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